基点コピーと貼り付けオプション



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基点コピーと貼り付けオプション

オブジェクトのコピーはAutoCADのコマンド操作では「複写」コマンドを
使用して行なうのが普通ですが、Windowsの基本操作であるコピー(Ctrl+C)
貼り付け(Ctrl+V)でも、複写コマンドと同様の操作ができます。

オブジェクトを選択してCtrl+Cキーを押すと、
選択したオブジェクトがクリップボードにコピーされます。

次にCtrl+Vキーを押すとクリップボードのオブジェクトを作図領域内に挿入することができます。


挿入の基点となる点について

この時の挿入の基点となる点は、コピーしたオブジェクトの左下の点になります。

挿入した後も当然元のオブジェクトは残されていますので、
結果としては複写コマンドと同様の結果が得られます。

なお、切り取り(Ctrl+X)も使用できますので、
その場合移動コマンドと同様の結果が得られます。


また、挿入の基点として、既定の左下の点ではなく、複写コマンドのように
任意の基点を設定したい場合は、基点コピー(Ctrl+Shift+C)を使用します。


「基点コピー(Ctrl+Shift+Cまたはcopybase)」コマンド
「ホーム」タブ→「ユーティリティ」→「基点コピー」
またはメニュー→「編集」→「基点コピー」

オブジェクトを選択し、Shiftキーを押しながらCtrl+Cキーを押すと、
基点を指定する状態になりますが、ここでマウスクリックにより基点を指示することができます。


【基点コピーの基点指定】



【貼り付け(Ctrl+V)実行後】


コマンドオプションについて

なお、貼り付け(Ctrl+V)の際、コマンドラインには表示されませんが、
ブロックの挿入の際とほぼ同様のコマンドオプションが使用できます。


「回転(R)」を選択するとコピーした図形を指定の角度に回転して貼り付けを実行できます。
結果として回転コマンドのコマンドオプション「コピー(C)」と移動を組み合わせた操作ができます。

「尺度(S)」はコピーする図形を拡大/縮小して貼り付けることができます。


【オプション「回転(R)」と「尺度(S)」を設定した貼り付け】


鏡像のコマンドオプションは存在しませんが、水平・垂直方向の反転は可能です。

水平反転の場合はオプション「X」、垂直の場合は「Y」を選択して、
数値「-1」を入力すると、コピーした図形を反転して貼り付けることができます。


【オプション「Y」による上下反転貼り付け】


なお、貼り付けの際「ブロックとして貼り付け(Ctrl+Shift+V)」を実行すると、
コピーしたオブジェクトをブロックとして貼り付けることができます。

この時のブロック挿入基点は、コピーの場合は左下、
基点コピーの場合は指定した基点が挿入基点となります。

またブロック名称はAutoCADが自動的に割り当てる名称がつけられます。


コピー/貼り付けコマンドでの注意点

このように、複写コマンドよりも便利なコピー/貼り付けコマンドですが、
これらクリップボードを使用したコピー操作にはもう一つの利点があります。

オブジェクトがクリップボードに保存されている限り作業中何度でもコピーができる点です。


図面内でよく使う部品データなど、他のコマンド操作を挟みながら
何度もコピーする必要があるオブジェクト等は、その都度複写コマンドを実行するより、
一度基点コピーしておいて、必要になった時に貼り付けすることで、
必要なオブジェクトの選択と基点指示の操作が省略でき、作業時間が大幅に短縮できます。


ただし問題もあります。

コピーする元の選択セットにグループ化されたオブジェクトが含まれていた場合、
グループ化は解除されてしまいます。

グループを保ったままコピーするには通常の複写コマンドを使用するしかありません。


なお、コピー元の選択セットすべてが一つのグループである場合は、
ブロックとして貼り付けたあと「分解」コマンドで分解し、
「グループを作成(-groupまたは-g)」コマンドを実行して
オブジェクト選択の際に選択オプション「直前(P)」を使用するという方法もあります。

しかし、この場合は素直に複写コマンドを使用した方が作業は早いでしょう。


なお、上記の操作にはWindowsのショートカットキーだけでなく、
「コピークリップ(copyclip)」コマンド、「基点コピー(copybase)」コマンド、
「切り取り(cutclip)」コマンド、「貼り付け(pasteclip)」コマンドという、
AutoCAD上でのコマンドがそれぞれ用意されています。

すべて「ホーム」タブ→「ユーティリティ」またはメニュー→「編集」


【コピー/貼り付けコマンドアイコン】



しかし、キーボードによる操作の方が効率的ですのであまり利用することはないと思います。





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